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2005年 02月 02日
けれど一向に届く気配がないっ!実はちゃんと注文が出来てないのかも?・・・と心配になって送られてきていた確認メールをもう一度よく読むと、代金を振り込んでからじゃないと発送してくれないことが発覚。(届いたメールはちゃんと読まなければね) 銀行振込じゃなくてカード決済にすれば良かった、と思うも後の祭り。えぇ、行ってきますとも。支度して外に出さえすれば5分以内のところにありますもの。それじゃとっとと行け!という感じなんですが、何かついでの用事があれば良いのですが銀行の「ためだけ」に出掛けるというのが億劫なんですよね。あぁ、遊び以外での出不精は今年も治らなそう。社会人失格? ・・・なんて書いてもたもたしてたら、夕方になっちゃうわ! さて、今日はここからが本題。ちょっと毒を吐きますよ。 昨日お声掛け頂いた社運をかけているという「コンペの大型物件」、せっかくのお話なのに申し訳ないと思いつつ辞退してしまったワタシ。相当チカラを入れて取り組んで欲しいというご要望のその案件を、外部デザイナーに成功報酬で依頼しようとするスタンスがどうにも理解しがたいんですよね。 あ、誤解しないで頂きたいのですが、 急ぎ・休日返上・徹夜・コンペへの参加は必要とあらば厭いません。負けず嫌いですからね、競争させられるとむしろパワーアップする可能性もあります。成功報酬でタダ働きになる可能性を秘めたコンペの案件についても、ほかの案件の支障にさえならなければ(つまり、ほかのクライアントさんのご迷惑にならなければ)、積極的に参加することもあります。わたしの労力の全てが、絶対に「お金」という報酬に変わらなくては嫌だとは思っていないからです。事実、儲け度外視・無料でOKとお手伝いを買って出ることもありますしね。 それじゃナゼ辞退したのかと問われれば、“デザイン料を用意すると、万が一コンペに負けた場合に会社としてリスクを負うことになってしまう”というお言葉があったから。そりゃごもっとも、本音言える人ダイスキ!でも、わたしの頭の中には「?!」という記号がたくさん飛び交いました。それじゃ、請け負うデザイナーにはリスクがないとでも?社運を掛けるほどの大事な案件なんじゃないの?・・・と。 リスクというのは、なにも社外に払う「お金」のことだけを指すのではないと思うんです。 プレゼン日までの数日間、時間を確保し産みの苦しみを味わい、そうしてデザインを用意する末端のデザイナーがリスクを負っていないかと言えばそうじゃない。請け負ったデザイナーは“これで食べている”という技術や能力を、その会社のために差し出すわけです。コストがないとか低いからと言ってわざと能力を半減するなんて器用なことは出来ないし、したくない。取り組む以上自分が納得したものを出したいと、やっぱり頑張りますよね。 だから、上記のようなことを言われたら、価格交渉済みの確定物件にきちんと取り組んでいた方が絶対に良いと、つい思ってしまいます。わたしにお金を払ってまで依頼をしてくださる既存のクライアントさんたちの信頼を裏切らないことの方に、全力を注ぎたいと思うわけです。 その人に負けず本音を言えば、「どーしてリスクを負いたくないという他社の“営業ツール”を、わたしがリスクを負って作らなきゃいけないの?」という感じでしょうか。まぁ、視点を変えればこの“営業ツール”は、その会社に対するわたし自身の“営業ツール”ということにもなるのですが、それを提出するかどうかは、わたしがこの会社にそれを持ち込み見て貰いたいと願っているかどうか、チャンスが欲しいと思っているかどうかにも関係することです。 労力を「金銭的な報酬」に置き換えることなく人を動かそうとする時には、これまでに積み上げてきた「信頼関係」や、仕事的にも人間的にも次の展開を期待できるような何らかの「魅力」が必要だということでしょうか。そして、企業間の関係性や担当者との仕事だけで割り切れない人間関係などもひっくるめて人は判断するのだと思うんです。同時に、わたしが発注者であった場合にそうして判断されるということも、忘れてはならない大切な事柄ですよね。 仕事としての魅力、人としての魅力。これまでの蓄積、これからのこと。 うまくまとめられませんが、わたしはいつまでもデザイナーを続けられるとは思っていないし、この業界で仕事を続けるのならば、いつかはディレクションをメインにせざるを得ない日が来ると思っています。協力してくださる方達の気持ちや立場を理解し、配慮した仕事運びが出来るディレクターになれたら最高ですね。
by coconeil
| 2005-02-02 17:19
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